就職って個人の努力ですることじゃないの?
 自分がなりたい職業のために、努力することはもちろん大切です。しかし、いまの青年の就職難は、一人ひとりが懸命に努力しても、とても解決できないほど深刻です。
 今青年の失業者数は175万人。新卒者の就職率は高卒で16%、大卒で55%と多くの人が定職につけません。
 これほど深刻な青年の就職難を、かつて日本は経験したことがありません。「何社受けても決まらず、自分は社会に必要とされていないのかと落ち込む」「30を過ぎても、正社員になれず、結婚できるのか不安」といった青年の悲鳴が生まれるのも当然です。
 就職難がここまでひどくなった原因は、大企業による人減らし・合理化であり、それを自民党政府が「構造改革だ」などといって積極的に応援したからです。
 青年の就職難は、青年個人の問題ではなく、政府と大企業がつくりだした大きな社会問題です。だからこそみんなの力で、自分の利益ばかりを考える大企業の横暴をやめさせ、青年に雇用と働くルールを保障する政治に転換することが必要なのです。
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