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日本共産党

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赤旗

綱領改定の討論についての不破議長の結語


 日本共産党第23回大会最終日の2004年1月18日におこなわれた、綱領改定案についての討論の結語から、「天皇の制度」の説明の部分を抜粋。


(略)

 つぎは最後の項の天皇条項にかかわる問題です。「党は」で始まる二つ目の段落で、原案は、天皇条項について「一人の個人あるいは一つの家族が『国民統合』の象徴となる」という表現をしていました。これは、天皇という制度が世襲のもので、決められた特定の家族(皇室)から選ばれることを指しての表現でしたが、憲法上、この家族そのものが「象徴」として規定されているわけではありません。そういう批判を受ければ確かに適切ではありませんので、「党は、一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となる」という表現に改めました。

 同じ段落の少し先のところに、この制度の今後の問題について、「しかし、これは憲法上の制度であり」という文章があります。討論の中で、兵庫の松田代議員から「『これ』が不分明である、天皇制の廃止をめざす党の意志が直接的に表現されていないため、誤解を受けるおそれがある」という指摘がありました。そのことを入れて「これ」を「天皇の制度」ということに改めたわけであります。私たちは「天皇制」という言葉は略称として使ってはおりますけれども、憲法に「天皇制」という規定があるわけではありませんので、綱領の文章としては「天皇の制度」という厳密な使い方をすることにしました。

(略)

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