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日本共産党

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赤旗

第19回参院選挙の日本共産党の「重点政策」より抜粋

首相公選制について

政府の独走を野放しにする「首相公選制」に反対します

2001年5月29日


 一国の政府の最高責任者をどのような制度で決めるかは、その国の政治にとっての重要な問題です。わが国は憲法で、「国会議員の中から国会の議 決で」(六七条)首相を選ぶ「議院内閣制」の仕組みを決めています。小泉首相は、憲法が決めているこの仕組みをやめて、「首相公選制」を導入すると主張し ています。

 「国民が首相を選ぶから民主主義にふさわしい」といえるでしょうか。「首相公選制」は、提唱者の小泉首相自身が「政治の規制緩和」だというように、首相 と政府を、憲法が「国権の最高機関」と定めた国会から事実上独立させるものです。いまでも国会では与党の多数横暴がまかり通り、国民いじめの悪法がつぎつ ぎに成立させられています。そのうえ、首相と政府が国会のチェックから制度の上でも切り離されたら、それによってもたらされるのは、執行権力の独走体制で す。日本共産党は、「首相公選制」導入に反対し、議会制民主主義をまもりぬきます。

 もう一つ重大な問題があります。小泉首相は、「首相公選制」導入のための改憲によって、「憲法はこうすれば改正できると国(第19回参院選挙の日本共産党の「重点政策」より抜粋)民に理解されやすい」などと、 改憲の突破口にする意図を公然とのべています。改憲勢力の最大のねらいは、「九条改悪」で

す。日本共産党は、平和・民主の憲法原則を根こそぎ破壊するこの ようなくわだてを許しません。


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