日本共産党100年の歴史と綱領を語る
志位和夫
未来ひらく強く大きな党を
志位委員長は記念講演で、党の100年の歴史を貫く三つの特質──①社会進歩の大義を貫く不屈性、②科学的社会主義を土台にした自己改革、③国民との共同で政治を変える姿勢──を明らかにし、1960年代から70年代のような「強く大きな党をつくり、その力で選挙に勝つ」という法則的な発展を、党をとりまく「四つの巨大な変化」を生かしてつくろうと呼びかけました。
目次
一、どんな困難のもとでも国民を裏切らず、社会進歩の大義を貫く不屈性
戦前─天皇絶対の専制政治の変革に正面から挑む
戦後─アメリカの対日支配の打破を戦略的課題にすえる
二、科学的社会主義を土台にした自己改革の努力
「50年問題」と、自主独立の路線の確立
自主独立の路線を土台にした綱領路線の理論的・政治的発展
アメリカ帝国主義論の発展─ソ連覇権主義との生死をかけたたたかいのなかで
〝議会の多数を得ての革命〟の路線は、どのように形成、発展してきたか
世界論の発展─ソ連、中国の覇権主義との闘争、批判をつうじて
野党外交と世界論─発達した資本主義国の左翼・進歩政党との交流の発展を
社会主義・共産主義論─画期的な理論的発展をどうやってかちとったか
科学的社会主義の「ルネサンス」─覇権主義とたたかい続けた全党の奮闘の成果
党の活動と組織のあり方─民主集中制の発展
三、国民との共同─統一戦線で政治を変えるという姿勢を貫く
1960年代末~70年代の躍進─反共キャンペーンと「社公合意」
1990年代後半の躍進─反共謀略と「二大政党の政権選択論」
2010年代中頃の躍進─市民と野党の共闘への挑戦
反共と反動のくわだての一歩一歩が、矛盾を広げ、支配体制をもろく弱いものに
強く大きな日本共産党の建設を─党の歴史的発展段階と展望をどうとらえるか
結び─次の100年に向かって