2005年7月22日(金)「しんぶん赤旗」
厚木基地機能の移転反対
広島湾の自治体結束
広島西部5市町
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広島県西部の三市二町(廿日市市、大竹市、江田島市、大野町、宮島町)と岩国市が二十一日、米海軍厚木基地(神奈川)空母艦載機部隊とNLP(夜間離着陸訓練)の米航空海兵隊岩国基地(山口)への移転に一致して反対していくことを申し合わせました。
■岩国市長と会談
山下三郎廿日市市長、笠井久雄大野町長、佐々木雄三宮島町長、井原勝介岩国市長が広島市内で会談。「世界遺産・宮島を抱える広島湾の自治体ぐるみで反対していく」と結束を固めました。
今後、広島県側と山口県側の連携、国や地元選出国会議員への働きかけ、反対決議を見送った広島県議会に決議を求めていく方向です。
井原・岩国市長は、国から正式報告がないとしながら「岩国基地のこれ以上の基地機能の強化に反対するのが、岩国市のこれまでのスタンス。厚木やNLPの移転は基地機能の強化に当たる」と明言しました。岩国市は従来、基地機能の強化の概念に厚木移転が入るのか明確にしてきませんでしたが、六月以降、態度を変化させています。
山下・廿日市市長が岩国市長に「山口県側でも岩国市が率先して厚木移転反対の運動体をつくっていただきたい」と水を向けると、岩国市長は運動体組織化までは明確にしなかったものの「柳井市、由宇、和木、周防大島三町と近く、連絡会議を開いて共同を図りたい」と応じました。
佐々木・宮島町長は「千四百年の歴史を持つ厳島神社や貴重な自然環境がある弥山原生林の上を米軍機に飛ばれてはたまらない。観光客へのアピールや、松島、天橋立、宮島を持つ自治体がつくる『日本三景協議会』でも議題にしたい」と語りました。
笠井・大野町長は「NLPの大黒神島誘致反対で三市二町が結束したのと同じ位置付けで反対していく」と応えました。
厚木移転は米軍再編の一環。六月以降、動きが急展開しており、三市二町が首長・議会とも反対を表明。十九日には「岩国基地NLP移転計画反対期成同盟」(会長・山下廿日市市長)を結成していました。
住民レベルでは岩国市の市自治会連合会や婦人会、宮島町の自治会や商工会議所が反対署名も視野に動き始めています。


