2005年4月7日(木)「しんぶん赤旗」
日歯連元会計責任者証言
橋本元首相に1千万円
自民政治資金団体が領収書
日本歯科医師連盟(日歯連)の内田裕丈・元会計責任者は六日、橋本龍太郎元首相に二〇〇〇年十二月ごろ一千万円を献金したさい、領収書は自民党の政治資金団体・国民政治協会から送られてきたと証言し、新たな迂回(うかい)献金の事実を明らかにしました。
これは同日、日歯連一億円ヤミ献金事件で政治資金規正法違反の罪に問われた元官房長官・村岡兼造被告の公判(東京地裁)で、証言したもの。
内田証人は橋本元首相への献金について、「臼田前会長(貞夫・被告)から現金で一千万円を準備するよう指示」され、臼田被告が一千万円を元首相側に渡したとのべました。
献金処理について内田証人は「〇一年一月末か二月ごろ、国民政治協会から一千万円の領収書が送られてきた」「国民政治協会から領収書がまわってくることは、事前に橋本事務所から連絡があった」と証言。橋本事務所が迂回献金を承知していたことを示しました。
また、政治資金収支報告書には国政協への献金として記載した、と語りました。
内田証人はさらに別の迂回献金にもふれ、「〇三年夏ごろ、吉田元自民党衆院議員(幸弘被告)への献金として国民政治協会に五千万円を持っていった。私も現場にいた」と語りました。
迂回献金の仕組みについて「臼田前会長から指示があり、国民政治協会にもっていく。窓口は、自民党本部の元宿仁・事務局長」などと証言。(1)議員側が国政協への寄付を指示する(2)政治家に献金したら国政協が領収書を送る――などのケースがあったとしました。

