2005年3月28日(月)「しんぶん赤旗」

ありがとう「ちん電」

存続運動の高校生ら 惜別イベント

茨城・常陸太田


 今月三十一日限りで廃線になる茨城県日立市と常陸太田市を結ぶ日立電鉄線(十八・一キロ、愛称「ちん電」)の運行に感謝し、廃線を惜しむイベント「ありがとう ちん電」が二十七日、同線の常陸太田市側の起点駅・常北太田駅前広場で開かれました。存続運動を続けてきた「高校生徒会連絡会」(渡辺博則会長)と「市民フォーラム」(西村ミチエ代表)が共催したもの。高校生らは運行復活を求めて運動を続けていく方針です。

 イベントでは高校生の吹奏楽演奏や写真の展示、記念グッズの販売などがおこなわれました。演奏の指揮をとっていた県立佐竹高校の遠島由夫教諭が「今度は運行再開を記念するコンサートをやりたい」とのべると、会場からは大きな拍手が起こりました。

 「ありがとうメッセージ」のコーナーでは、存続運動をしてきた沿線高校生らが「私の心にちん電が走る風景を残したい」「大切なことを教えてくれたちん電、ありがとう。また会おう」などと訴え。日立市の中井保行さん(60)らが「復活にかける若い人たちと夢を共有し合い、公共交通のあり方を考えていきたい」と高校生にエールを送っていました。

 会場にいた男性(66)は「廃線には涙が出る思い。存続運動をしてきた高校生はえらいと思う」と話していました。


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