2005年3月28日(月)「しんぶん赤旗」
親の生き方 悩み語り合う
「非行」を考える全国集会
わが子の非行に悩む親や教育・司法関係者らによる「第五回『非行』を考える全国交流集会」が二十六、二十七の両日、千葉県柏市のさわやかちば県民プラザを会場に開かれました。非行に悩む親、教師、施設職員、研究者など約二百五十人が参加しました。
二十七日午後には「少年院・児童自立支援施設を考える」「薬物と子どもたち」「ギャンブル・金銭トラブル」など十一の分科会が開かれました。
「夜遊び・外泊・プチ家出」の分科会では、「夜遊びする娘を必死に止めようとしたが、そうすればするほど娘は家を飛び出していった。なぜ彼女がそうするのか、どういう気持ちなのかを聞くことができなかった」「私たちが育ったころとは価値観も違っていて戸惑ってしまう」などの体験が語られました。
ある母親が「一方的にしかることはやめようと思っていたのに、責めてなじってしまい、娘が逃げて家出してしまった。いまはどこにいるかも分からない」と涙ながらに語りました。「どうしたらいいか、これから一緒に考えていきましょう」と励ましの声がかかりました。
二十六日と二十七日午前には、二十人ほどに分かれた分散会で参加者がそれぞれに思いを語り、犯罪やギャンブル、性産業にかかわる子どもについて、不安や経験を交流しました。「子どもの非行で、自分の子育てや人生が否定されたと感じた。これからどうしたらいいのか」、「子どものためにと思っていたことが、自分の世間体のためだった」など、親自身の生き方について語り合う姿が見られました。
二十六日夜に行われた記念フォーラムでは「子どものつらさ・苦しさと向き合う」をテーマに非行克服支援センター理事長の能重真作さん、「非行」と向き合う親たちの会副代表の浅川道雄さん、同会事務局長の春野すみれさんがそれぞれ講演しました。

