2005年2月23日(水)「しんぶん赤旗」

上田副委員長

「こうち九条の会」と懇談

党派超えた運動に


 日本共産党中央委員会憲法改悪反対闘争本部の上田耕一郎本部長(副委員長)と浦田宣昭書記局次長は二十二日、高知市で「こうち九条の会」結成に奔走した栗原透氏(全国革新懇代表世話人)、元自民党県連幹事長の平山公敬氏、元須崎市長の梅原一氏=元自民党県連総務会長=と懇談しました。

 高知県では憲法九条を守る共同を進める「九条の会」が、結成期日が決まっているところも含めて十二の地域でつくられ、十九の地域で結成の動きがあります。

 上田氏は「『赤旗』の元日号の『こうち九条の会』の結成総会のトップ記事は、全国的に大きな反響を呼びました。自民党の元県連幹事長、総務会長の役員参加は全国で初めてのことでしたから」とのべました。

 平山氏は「憲法を守ることは党派や思想信条を超えた国民運動にしていくべきものです。自民党の中には、表には出てきませんが、地方には九条を守りたい、と思う自民党員はまだまだいます」と語りました。

 十五歳で松山海軍航空隊に入隊した経歴をもつ梅原氏は「命を捨てることが国のため、天皇のためだと信じていました。教育の力とは恐ろしいものです。教育基本法を守っていけば、命を守るのが当然になる。教育長を前に教育基本法の『心身ともに健康な国民の育成』をと話した」と教育基本法を教育に生かす大切さを訴えました。

 栗原氏は「平山、梅原両氏が呼びかけ人になってくれたおかげで、どこでも『なにかしなければ』となり、首長や、各界の代表が名を連ねてくれるようになりました」と語りました。

 上田氏は「日本国憲法は、高知県の自由民権運動家、植木枝盛の『憲法案』を下敷きにしたという研究もある。高知は、自由民権運動の伝統と精神を引き継ぎ、みなさんのような人たちがいて、取り組みが大きく進んでいるんですね」と応じました。



もどる
日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ

著作権についてリンクについてメールの扱いについて
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7  TEL03-3403-6111 FAX03-5474-8358 Mail:info@jcp.or.jp