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2005年2月23日(水)「しんぶん赤旗」 堤前会長から聴取西武鉄道株問題 虚偽記載を認める西武鉄道による有価証券報告書の虚偽記載問題で、東京地検特捜部は二十二日、堤義明前コクド会長(70)から任意で事情聴取したもようです。前会長はグループ中核企業であるコクドの株保有比率の過少記載や、問題公表前の株大量売却について、大筋の事実関係を認めたとみられます。 特捜部は証券取引等監視委員会と連携し、証券取引法違反(虚偽の有価証券報告書提出、インサイダー取引)の疑いで捜査。今年に入り、グループ関係者らの事情聴取を続けており、捜査は新たな局面を迎えました。 特捜部は堤前会長に対し、一連の事実関係に続き、虚偽記載への認識や指示系統のほか、大量売却に関する具体的指示や自らの関与について詳しくただしていきます。 西武鉄道は昨年六月、同三月期の有価証券報告書にコクドの株保有比率を過少に記載し、関東財務局に提出。昨年十月、虚偽記載問題を公表しましたが、堤前会長らはこれ以前の昨年八月下旬から、コクド保有の同鉄道株約七千二百万株を取引先など七十社と二個人に約六百五十億円で売却していました。 |

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