2005年2月22日(火)「しんぶん赤旗」 “アリが象に勝った”東北住電装争議報告会に120人
JMIU(全日本金属情報機器労組)長野地方本部と東北住電装支部は十九日、争議勝利解決報告会を長野県上田市で開きました。県内と三重、愛知からも支援者ら約百二十人が参加しました。 同争議は昨年暮れ、会社が退職金と解決金を支払い、跡地利用と新事業についても、親会社の住友電装が協力していくことで合意しました。 同地本の井上今朝雄委員長は「組合の団結と、大きな支援、世論の後押し、弁護団の奮闘で住友電装という大きな象と小さなアリのたたかいが一年八カ月という短期間で勝利しました。雇用と地域経済を守るために引き続きたたかう」と報告。 同支部の田中真奈美委員長は「何も分かっていない私たちが、分かっていたのは、私たちは間違っていないということでした。これが勝利の力となり、二十四人がそれぞれの個性で力を発揮しました。仲間に恵まれ、みんなで達成したことがうれしい」と話しました。 組合員の中嶌久子さんは「何もかも初めて。他の会社の人が、人のためにこんなに動いてくれたのは驚きでした。いままでの生活では考えられません」と語りました。 JMIU高見沢電機支部の櫻井修書記長は「新しく組合をつくって、これだけできたのはすばらしい。ぜひこれに続きたい」と語っていました。 日本共産党からは、笠井あきら元参院議員が参加しました。 |