2005年2月22日(火)「しんぶん赤旗」

周辺住民が連絡会

米軍司令部移転に反対

キャンプ座間周辺市民連絡会の結成集会で講演する赤嶺衆院議員（正面）＝20日、神奈川県相模原市

　神奈川県の米陸軍キャンプ座間（相模原市、座間市）への米陸軍・第一軍団司令部の移転に反対して、基地周辺の労働組合や民主団体、個人、政党では日本共産党が二十日、「キャンプ座間への米陸軍第１軍団司令部の移転に反対する座間・相模原・周辺市民連絡会」（略称・キャンプ座間周辺市民連絡会）を結成しました。

　相模原教育会館で開かれた結成集会には、約百十人が参加し、司令部移転の日米協議をやめさせ、基地強化に反対し、基地の返還をとアピールを採択しました。

　沖縄県選出で日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が講演し、畑野君枝前参院議員、笠木隆県平和・統一戦線部長、河野幸司県議団長（相模原市選出）、相模原、座間、大和各市議団も参加しました。

　赤嶺氏は、沖縄の基地の成り立ちや、名護市辺野古沖への新基地建設反対など県民のたたかいを紹介し、「神奈川と沖縄の自覚的勢力が安保条約反対の旗のもとで連帯して大きなたたかいを進めよう」と呼びかけました。

　畑野氏も、司令部移転に反対する市長、市民、市議会が一体のたたかいを激励しました。

　鴨居洋子代表委員が「沖縄のたたかいに学んで一軒一軒と対話して市民ぐるみの運動を進めたい」と表明しました。

　元中学校教諭の照山幸子さん（６０）＝相模原市＝は「教えていた学校が道路一本隔ててキャンプ座間に面していましたが、第一軍団司令部が来てもらっては困ります。沖縄に連帯してがんばりたい」と話していました。