2005年2月20日(日)「しんぶん赤旗」

年金改悪に抗議

英労働組合会議 50都市で行動


 【ロンドン=西尾正哉】公務労働者の年金制度改悪案に反対するデモ、集会が十八日、英全土五十都市で行われました。

 英労働組合会議(TUC)が呼びかけたもの。ロンドンをはじめマンチェスター、リバプール、グラスゴーなど各地で、国家公務員を組織する公務商業労組(PCS)や地方公務員を組織するユニソン(UNISON)などに加盟する労働者が参加しました。

 政府の改悪案は、現在六十歳となっている支給開始年齢を六十五歳に引き上げるというもの。年金支給額の算出方法の変更も含まれています。影響を受ける労働組合は協議なしの一方的な改変だと批判し、反対を表明しています。

 TUCのバーバー書記長は声明で、「政府は退職年齢を引き上げ、計画は七百万人に影響する。われわれは倒れるまで働けという政策に反対していく」と述べました。

 政府の年金改悪案に対しPCSやユニソンなどはストライキでたたかう方針を打ち出しています。



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