2005年2月15日(火)「しんぶん赤旗」

“くい一本打たせない”

新基地反対 座込み300日集会

沖縄・辺野古


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米軍新基地の白紙撤回を勝ちとるまでたたかう決意を固め、がんばろう三唱をする集会参加者たち=13日、沖縄・名護市辺野古

 米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる新基地建設に伴うボーリング調査に反対し、名護市辺野古で昨年四月十九日から座り込み行動を続ける住民らが十三日、「三百日集会」(主催・ヘリ基地反対協、基地の県内移設を許さない県民会議)を開きました。

 駆けつけた三百五十人の参加者は、基地の県内たらい回しを決めた一九九六年のSACO(日米特別行動委員会)合意以来、県民の粘り強いたたかいで、基地建設のくい一本打たせていないことに確信をもち、白紙撤回まで世論と運動を広げる決意を固め合いました。

 集会では、地元のヘリ基地反対協の安次富浩代表委員、命を守る会の金城祐治代表らが「基地建設を何としても阻止するために、ありとあらゆる運動を繰り広げ、日本政府を追い詰めよう」と訴えました。

 海上での抗議行動に参加している国頭村の漁民・山城善勝さん(60)は「われわれは海のおかげで今まで生き延びてこれた。この海を守るために最後までがんばり抜きたい」と力を込めました。

 集会では県民会議に加盟する日本共産党沖縄県委員会の古堅宗嘉書記長をはじめ、沖縄社会大衆党、社民党の各党代表があいさつ。沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事らがともにたたかう決意をのべました。



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