2005年2月13日(日)「しんぶん赤旗」

9条で21世紀に平和創る

京都 宗教者、医師ら共同シンポ


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パネリストとして発言する木安牧師(中央)と、(正面右から)田中、手塚の各氏。左端はコーディネーターの広原氏=12日、京都市伏見区

 京都市伏見区の日本基督教団世光教会で十二日、宗教者や小児科医、社会福祉法人代表、弁護士、大学教授ら、思想信条の違いを超えた同区内の著名な十三氏が呼びかけて「憲法9条で21世紀に平和を創る共同シンポジウム」が開かれました。

 シンポジウムでは、木安透・世光教会牧師、田中則夫・龍谷大学教授、手塚良子・京都子どもを守る連絡会会長の呼びかけ人三氏をパネリストに討論しました。

 木安牧師は、「平和憲法は聖書から出てきていると信じている」と強調。クリスチャンでありながら大戦中には「宮城遥拝(ようはい)」を押しつけられた体験や、教団が戦後に行った戦争協力への懺悔(ざんげ)、新しい憲法誕生に喜んだことなどに触れ、「思想信条の自由を守るためにも、若い人たちを含め、憲法の大切さをどんどん周りに語っていこう」と呼びかけました。広原盛明・元京都府立大学学長がコーディネーターをつとめ、中川健太郎・花園大学教授が、呼びかけ人を代表してあいさつしました。

 参加した百三十人は、「被爆体験を語ることで憲法改悪を阻止したい」など、若い世代に戦争や憲法を語ることや、伏見区で運動を前進させる決意が相次ぎました。

 日本共産党の京都市議、石村かず子京都3区代表が参加しました。



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