2005年1月28日(金)「しんぶん赤旗」

世界社会フォーラム 反戦デモで開幕

120カ国から10万人

ブラジル


写真

「イラク占領をやめよ」などのプラカードを掲げ行進する世界社会フォーラム参加者=26日、ブラジル・ポルトアレグレ(菅原啓撮影)

 【ポルトアレグレ(ブラジル)=菅原啓】「イラクの占領をやめよ」「ブッシュは最大のテロリストだ」…。二十六日、ブッシュ米政権の戦争政策に反対し、平和を求める数万人のデモ行進の波がブラジル南西部のポルトアレグレの街を埋めました。戦争と差別のない、平和で公正、民主的な「もう一つの世界」をめざす第五回世界社会フォーラムが開幕しました。三十一日までの予定です。

 二〇〇一年以来毎年開かれているフォーラムの今年の主要討論テーマは「平和、軍事化・戦争反対のたたかい」「国際的な民主的秩序の構築」など十一項目。約百二十カ国から十万人以上が参加。

 日本からは、全国労働組合総連合(全労連)、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(日本AALA)、原水爆禁止日本協議会(原水協)、日本平和委員会、グローバル化(経済の地球規模化)問題にとりくんでいる市民団体のATTACジャパンなどの代表が参加しています。

 全日本教職員組合(全教)の広瀬拓さん(全教書記)は、「若い人がいっぱいで、その熱意とパワーに圧倒された。世界の運動をしっかりつかんで、日本に持ち帰りたい」と語っていました。



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