2005年1月23日(日)「しんぶん赤旗」

ビラ配布弾圧で集会

市民、記者、学者 民主主義守ろう

東京・葛飾


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マンションビラ配布弾圧事件の真相報告会。参加者から激励を受ける起訴された男性(手前)=22日、東京・葛飾区

 東京・葛飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などのビラを配布した男性が不当に逮捕・起訴された事件に抗議し、民主主義を守ろうと、「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会準備会」が二十二日、同区で真相報告集会を開催し、寒風が吹くなか、区民ら二百二十人が集まりました。

 集会では不当逮捕・起訴された男性が「背後にはたくさんの人がいるという確信が勾留生活を耐える力になりました」と支援に感謝。さらに「私がしたことは犯罪として逮捕されるようなことではない、子どもに手錠、腰ひもの姿を見せることがあっても、妥協し、自分の信念にそわないことをする後ろ姿は見せられない、と考えていました」と語り、「私ひとりの問題でないという確信でたたかっていきたい」と決意をのべました。

 小沢隆一・静岡大学教授(憲法学)は「今回の事件は表現の自由へのとんでもない侵害。主権者の国民は、議会活動を知る権利がある」と指摘。共同通信記者の中嶋啓明さんは「誰でも立ち入れ、新聞受けがある玄関前の通路に入ることが本当に住居侵入なのか。自衛隊官舎立ち入り事件で裁判所はきちっと無罪判決にした」と話しました。

 市民団体「ビラ配布の自由を守る葛飾連絡会」の前田卓さんは「一政党、市民団体だけの問題ではない。ひるまず外にうってでれば、かならずこたえてくれる」と強調しました。

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員、高橋信夫葛飾区議団長(都議候補)、吉田信夫都議団幹事長がそれぞれ発言。「力をあわせて弾圧をはねのけたい」と決意をのべました。



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