2005年1月20日(木)「しんぶん赤旗」

検察権行使、厳正・公平に

日本共産党 検事総長に申入れ

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葛飾区のビラ配布弾圧事件で最高検へ申し入れをする(手前から右へ)小池晃、井上哲士各参院議員、松本善明弁護士ら弁護団=19日


 政党ビラを配布しての起訴など検察による不当な起訴がつづいている問題で、日本共産党は十九日、松尾邦弘検事総長あてに、厳正・公平な検察権の行使を求める申し入れを行いました。小池晃政策委員長・参院議員、井上哲士参院議員と、松本善明弁護士ら党代理人が同日、最高検を訪れて申し入れました。

 申し入れで日本共産党は、検察が自民党橋本派の一億円ヤミ献金事件に関与した政治家らを起訴しない一方で、政党ビラの配布など本来刑罰を科すべきでない行為を国家公務員法違反や不法侵入として起訴していることを指摘。「検察権の不公平な運用は明瞭(めいりょう)」だと強調しました。

 そのうえで、国民の人権を侵害する捜査権・公訴権の乱用をやめ、検察権を厳正・公平に行使するようきびしく求めました。

 最高検では西村逸夫検事が応対し、「申し入れの趣旨はよく理解し、たしかに承った。上司に報告する」とこたえました。小池・井上両議員らは「申し入れを正面から真摯(しんし)に受け止め、検察のあり方の問題として、最高検で真剣に議論してほしい」と求めました。



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