2005年1月19日(水)「しんぶん赤旗」

東武の女性いじめ是正を

JMIU支部が国交省に申し入れ


 全日本金属情報機器労働組合(JMIU)東武スポーツ支部(白井道子委員長)は十七日、東武鉄道による女性だけを対象にしたリストラの不当性を国土交通省に告発し、是正指導を申し入れました。

 東武鉄道は、輸送需要の低迷などによる経営収支悪化を理由に、東武鉄道グループ全体のリストラをすすめるとともに、運賃の値上げを国交省に申請しています。100%子会社の東武スポーツでは、ゴルフ場で働くキャディーや保育士など女性だけを対象にして、一方的な解雇・契約社員化などのリストラを強行しています。

 組合側が利用者の要望を集め、話し合いを申し入れても、東武鉄道は、書面の受け取りさえ拒否しています。

 国交省への要請は、公共性の高い鉄道事業を営む企業としての社会的責任は重く、女性いじめなどの反社会的行為は、所管官庁として放置せず、厳しく調査・指導すべきだと迫りました。

 国交省側は「(東武鉄道に)要請のあったことを伝え、事情を聞いてみる」と答えました。

 申し入れには、栃木県労連役員や日本共産党穀田恵二衆院議員の永野保司秘書が同行しました。



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