2005年1月14日(金)「しんぶん赤旗」

沖縄から出撃

米ヘリが戦闘作戦

イラク 沖国大で墜落と同型機


 沖縄の普天間基地(宜野湾市)から昨年八月にイラクに出撃し、同国で戦闘作戦を展開しているCH53D大型輸送ヘリコプターの写真が、在日米海兵隊のホームページに掲載されています。

 同機は昨年八月、普天間基地に隣接する沖縄国際大学(同市)で墜落事故を起こしたのと同じ機種。写真の説明は、イラク西部の米軍基地キャンプ・アルカイムでヘリによる急襲のため待機している、と書かれています。沖縄の基地が米軍の海外での戦争に直結していることを改めて示すものです。

 CH53Dが普天間基地からイラクに向けて出撃したのは昨年八月二十二日。六機が、沖縄駐留の米第三一海兵遠征隊(31MEU)の航空戦闘部隊に組み込まれて出撃していきました。

 普天間基地に配備されていた同型機が沖縄国際大学に墜落するという事故発生(昨年八月十三日)後、初めての飛行で、事故原因のまともな究明もないまま強行されたことに、沖縄県民の怒りが広がりました。後に事故はイラク派兵を急いだためのずさんな整備が原因だったことも明らかになっています。

 在日米海兵隊のホームページによると、六機のCH53Dが所属している31MEUの航空戦闘部隊は昨年十月、イラク西部のアサド航空基地に到着。地上戦闘部隊を乗せての急襲作戦など「航空戦闘作戦」を展開しています。31MEUの地上戦闘部隊は、数千人と言われる一般市民を虐殺したファルージャ総攻撃に参加していることも明らかになっています。



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