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2005年1月9日(日)「しんぶん赤旗」 海外の被災遺児らと交流1人じゃない、元気出た新潟・長岡
地震やテロなどで親を失った世界の子どもたちが八日、新潟県中越大震災の被災地・長岡市で小中学生と交流しました。七日から東京や神戸などで開催されている「国際的な遺児の連帯をすすめる交流会」(あしなが育英会など主催)の遺児たちが途中、長岡市を立ち寄ったもの。 近年、大地震に見舞われたトルコや台湾、テロや戦争で多くの命が奪われた米国やイラクなど海外十カ国三十三人、阪神・淡路大震災の遺児二十人、計五十三人が長岡市立岡南中学を訪れ、同校生徒や近隣の小学校児童約百三十人と交流しました。 岡南中学を代表して三年の甲野真知子さんが「地震で今まで経験したことのない苦しい思いをしましたが、友達が励ましてくれ元気を取り戻しました。友達がとても大切だと思いました。だから今日は、世界中に友達をつくりましょう」とあいさつ。 子どもたちは、自己紹介を兼ねたゲームや寄せ書きをし交流しました。また、海外からの子どもたちから、長岡市の小学生に手編みのマフラーがプレゼントされました。 イラク戦争で父親を失ったロア・フェデルさん(16)=バグダッド=は「日本の明るい子どもたちの笑顔を見てうれしかった。親をなくしたのは私一人じゃないと思い、元気が出ました」と話していました。 |



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