2004年12月26日(日)「しんぶん赤旗」
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公共工事を請け負った業者が追加工事の代金がもらえずに困っていた問題で日本共産党と民主商工会の協力で二十五日までに、元請け業者から約四百万円が支払われました。「これで正月を迎えられる」と業者は喜んでいます。
この業者は兵庫県尼崎市の名徳工業(松尾忠社長)。松尾さんは、今年九月にかけて三重県島ケ原村で同村の小・中学校の新築工事で配管設備の仕事を三次下請けとして完成させました。
ところが、この現場は追加工事が多く発生。工事完了後、二次下請けに請求しましたが「一次からもらってないから支払えない」と拒否されました。
困った松尾さんは尼崎民商を通じて日本共産党近畿ブロック事務所に相談。同事務所の大西鉄也京都分室長は、元請け業者である鹿島建設名古屋支店にたいし「追加工事を認め、建設業法での下請け保護の立場で解決を」と交渉しました。
鹿島建設は、一次と二次とも協議し前向きに解決することを約束。この日の支払いとなりました。
支払いを受けた松尾さんは「年末に解決できてうれしい。共産党と民商のおかげ。これで借金が返せる」と話しています。