2004年11月24日(水)「しんぶん赤旗」
休日に居住地で「しんぶん赤旗」号外などを配布したことが国家公務員法違反(政治活動の制限)にあたるとして社会保険庁職員が不当に逮捕、起訴された国公法弾圧事件の現地調査が二十三日、東京・中央区内で開かれました。
「国公法弾圧を許さず、言論・表現の自由を守る会」が「自分の目と足で事件の真相を確かめよう」と呼びかけたもの。起訴された堀越明男さんはじめ弁護士や支援者ら約八十人が参加しました。
参加者は三つのグループにわかれて、第四回公判で明らかにされた、昨年十一月三日に晴海ガーデンプラザのマンションにビラ配布する堀越さんを警察がビデオ盗み撮り撮影をしていた現場周辺や、同十月二十五日にビラ配布した晴海ビュープラザ六号棟、同十月十九日にビラ配布した中央区月島一丁目地域の三つの現場をみてまわりました。
参加者は弁護団の原和良弁護士などから、同事件の裁判のたたかいの意義や国家公務員法による弾圧の問題点、これまでの公判の概要の説明をうけました。
現地を見て、参加者は「公務員が休日を利用して居住する中央区内に日本共産党のビラを配布しただけで、どうして公務の中立性をおかしたといえるのか、違法性は感じられない」「十人もの警察官が堀越さんを尾行し、マンションの集合ポストにビラ配布することまで監視していたことの恐ろしさ、ひどさを目の当たりにした」などの感想を語っていました。