日本共産党

2004年11月4日(木)「しんぶん赤旗」

米大統領選が大接戦

オハイオ州 暫定票巡り決着ずれ込む


 【ワシントン=浜谷浩司】イラク戦争を最大の争点に、共和党のブッシュ大統領と民主党のケリー候補の間で争われた米大統領選挙は二日、投開票が行われ、大接戦を反映して米東部時間三日午前十時(日本時間四日午前零時)現在、なお勝敗が確定していません。(3、7面に関連記事)

 大統領選は州ごとの「勝者総取り」方式による間接選挙で、二百七十人以上の選挙人を獲得した側が勝利します。CNNテレビによれば、獲得選挙人数は三日午前十時現在でブッシュ大統領が二百五十四(二十八州)、ケリー候補が二百五十二(十九州と首都コロンビア特別区)で、なお三州を残しています。

 勝敗のカギをにぎるのは二十人の選挙人割り当てをもつ最激戦州のオハイオ州です。同州では投票資格未確認の「暫定票」十七万五千票が集計されず、開票作業はなお時間がかかる見通し。ブラックウェル州務長官は三日未明(同日午後)、記者会見し、暫定票の開票作業は州法により早くとも十一日後の開始になるとの見通しを示しました。

 同州のこれまでの開票結果では、ブッシュ大統領が二百七十九万票(得票率51%)、ケリー候補が二百六十五万票(同48%)となっています。

 ケリー陣営は同日午前二時半(同午後四時半)、「すべての票が数えられるよう求める」(エドワーズ副大統領候補)と宣言。オハイオ州の暫定票を含め、すべての票の集計を要求しました。

 しかし、カード大統領首席補佐官は三日、オハイオ州での約十四万の票差は暫定投票を集計しても「覆らない」とし、ブッシュ氏の勝利は確実だと主張しました。



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