日本共産党

2004年10月30日(土)「しんぶん赤旗」

新日本スポーツ連盟はどんな組織?


 〈問い〉 第25回全国スポーツ祭典を開催している新日本スポーツ連盟はどんな組織ですか?(福島県・一読者)

 〈答え〉 全国スポーツ祭典の前身である全国青年のスポーツ祭典は1963年、だれもがスポーツをやれるようにすること、スポーツにおいて強制や差別をなくすことなど自主的で民主的なスポーツの発展を願う青年・学生、スポーツ愛好者、スポーツ関係者の共同によってスタートしました。これは、わが国のスポーツの歴史において「国民が主人公」の立場に立つスポーツ運動の本格的な登場でした。

 このスポーツ祭典運動の中で65年に「新日本体育連盟」が創立され、「スポーツは万人の権利」(創立宣言)の基本理念と文化としてのスポーツの発展をめざし、国民だれもがスポーツに親しむことができるようになるために一貫して活動してきました。同連盟は創立30年の95年10月の臨時総会で「体育」から「スポーツ」に名称変更し、新日本スポーツ連盟となります。

 現在、スポーツ連盟には、11競技種目の全国組織と26の都道府県連盟、3千2百クラブ、5万7千人の会員がいます。

 連盟は、次の5つの目標を掲げています。

 (1)スポーツを行うことは基本的権利であり、権利にふさわしい文化として発展させる、(2)自主的なスポーツクラブの確立と発展を基礎に多様なスポーツ活動を行い、フェアプレー精神をつちかう、(3)競技水準・技術の向上と科学的な指導法や一貫した指導体系の確立をめざす、(4)公共スポーツ施設などの拡充を国や自治体の責任で実現する、(5)オリンピック運動の理想であるスポーツを通じて真の友好と世界の平和の実現に貢献する。

 日本共産党は、スポーツ連盟のような自主的で民主的なスポーツ団体を励まし、国会や地方でスポーツ予算を大幅に増やし、スポーツの条件整備することなどに協力・共同してとりくんでいます。(鳥)

 〔2004・10・30(土)〕



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