2004年10月26日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は二十五日の記者会見で、党国会議員の公設秘書の寄付についてあるマスコミから問い合わせがあり、調査した結果、党の方針に反する問題があったため、是正措置をとることにしたとのべました。
日本共産党の国会議員の秘書は、党本部勤務員給与との差額を秘書本人の意思にもとづいて自主的に党本部に寄付し、その寄付の全額を調査費や出張費など国会での秘書活動の共同の経費にあてています。
ところが二〇〇二年度と二〇〇三年度の二年間分について調査したところ、毎月の差額分は正しく処理されていたものの、一時金の処理に誤りがあったことなどが判明しました。市田氏は「ボーナス分を含めて秘書からの寄付は全額、秘書活動費に充当するというのが、党の一貫した方針であり、この方針に反するので、是正措置をとることにした」とのべました。