日本共産党

2004年10月24日(日)「しんぶん赤旗」

党国会議員 現場から防災担当大臣に電話、要請

「生活支援を」と涙 住民

台風23号被害



写真
暴風で土台(左手前に並ぶ直方体)を残して飛ばされた、漁港の船上げ場=23日、京都府伊根町蒲入(かまにゅう)地区
穀田議員

 二十三日、京都府福知山市、大江町に入った日本共産党の穀田恵二衆院議員は、伊藤堯夫大江町長、山段誠福知山市助役を見舞い、住民の要求を伝え復旧対策を要請。伊藤町長は見舞いに謝意を示し、「役場も被災し、被害がどれだけなのかまだわからないが、職員は全力で頑張っている。北原地区がまだ孤立している」と説明しました。松尾孝京都府議団長、島田敬子府議、党福知山市議団、大江町議団、吉田さゆみ党府北部対策委員長が同行しました。

 大江町駅前では料理店を経営する島村豊さん(59)が「内装も全部だめになった。一からやり直しのようなもの。不景気だし、それができるのかどうか」と不安を語りました。

 穀田議員らは福知山市で土石流災害に見舞われた天座地区、上佐々木地区に入り、住民から「次の雨が降ったら集落を直撃するのは間違いない」などの切実な要望を受けました。穀田氏は、現場からさっそく村田防災担当大臣に電話し、「一日も早い住民生活復旧のために、全力をあげてほしい」と要請しました。

井上議員

 井上哲士参院議員は兵庫県豊岡市に入り、筒井基二党兵庫県議、平松順子党衆院比例候補、党豊岡市議団などが同行しました。

 豊岡市役所に中貝宗治市長を訪ねた井上氏は、被災のお見舞いをのべ、復旧状況について話を聞きました。中貝市長は、国や県にたいして、大量のごみ片付けをはじめ、生活を立て直すための支援と励ましを、と求めました。

 「かばんの町」として有名な同市では、かばん製造業者も大きな被害を受けました。百万円以上するコンピューター制御の裁断機や、部品になる資材、半製品など工場の中のほとんどが水に漬かり使えなくなりました。業者は、「このままでは豊岡の地場産業が崩壊してしまう」と訴えました。井上氏らが、市長との会談で水没したかばんと部品を有料の産業廃棄物としてではなく一般ごみとして処理できるようにしたいと発言したことを伝え、喜ばれました。

佐々木議員

 佐々木憲昭議員と大西ひろかつ県議らは二十三日、岐阜県高山市と清見村の被災現場に入り、要望をききました。

 高山市の梶井正美助役らは「砂防えん堤の整備や河川の改良復旧など恒久的な支援を国や県にお願いしたい」と話しました。清見村藤瀬で会った共栄テクニカルセンターの折敷地(おしきじ)稔社長は、「かけつけてくれてありがたい。全壊した工場を片付けるだけでも費用がかかり、生活支援をお願いしたい」と涙ながらに訴えました。



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