日本共産党

2004年10月18日(月)「しんぶん赤旗」

米海兵隊移設の狙いは

矢臼別演習場 紙、小泉両氏、市民と懇談


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米海兵隊移転などで講演する小泉氏(中)、紙参院議員(右)、宮内氏(左)=17日、釧路市

 日本共産党の紙智子参院議員は十七日、釧路市を訪れ、沖縄米海兵隊部隊の北海道・陸上自衛隊矢臼別演習場への移転問題の調査活動の一環として、市民と学習、懇談しました。小泉親司・党基地対策委員会事務局長、宮内聡・党国会議員団北海道事務所長らも参加しました。

 日米間で協議が進む在日米軍の再編をめぐり、沖縄海兵隊の砲兵部隊を矢臼別演習場(別海町、浜中町、厚岸町、標茶町)に移転する案が繰り返し浮上、陸軍特殊部隊の分析官が演習場周辺の住民らを調査していたことも明らかになる中で行われたもの。十八日に現地調査にはいります。

 紙氏らは、「米海兵隊矢臼別移転反対釧根連絡会」が釧路市内で開いた在日米軍再編問題の学習会に参加。紙氏は、日本共産党の志位和夫委員長が国会の代表質問で沖縄海兵隊の本土移転について、世界にも例のない「海兵隊基地の拡張」だと批判したことを紹介、「現地調査や住民のみなさんの声を国会でのたたかいに生かしたい」とあいさつしました。

 小泉氏が講演し、沖縄の基地問題、在日米軍再編の全体像、狙いなどについて詳しく説明。再編案で移転先にあがっている、ほとんどの知事が反対を表明していることなどにも触れ、「海兵隊はアメリカに帰れの声をいかに早く大きく起こすかが移転を阻止するカギ」と呼びかけ、参加者の質問に答えました。



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