2004年10月16日(土)「しんぶん赤旗」
「区政の流れを変え区民が主人公の大田をつくる会」（略称「大田区政を変える会」）は十五日、大田区議会で同区選挙管理委員会が公明党の質問に対し、同会が政治資金規正法に違反とした答弁をしたことについて、同法に「違反した事実は一切ない」として、同選管に抗議し、謝罪と名誉回復の措置を求めました。
同選管の遠藤和良事務局長は十三日、同区議会決算委員会で公明党の溝口誠議員の質問に「大田区政を変える会」が東京都選挙管理委員会に政治団体の届け出をせずに、二〇〇三年の大田区長選挙に立候補した山森美意子氏に政治資金を寄付し、政治資金規正法に違反したという趣旨の答弁を行いました。「公明新聞」十四日付は「共産系政治団体が政規法違反」との見出しで報道しました。
同会は抗議文で、遠藤事務局長が十四日の議会答弁で同会が政治団体として届け出されていると確認したと指摘。同選管と遠藤氏が事実を正確に調べもせずに同会を「『法律違反を犯した団体』として取り扱い、わが会を誹謗（ひぼう）し名誉を傷つけた行為は許しがたい」と批判。同選管に強く抗議するとともに、公式に謝罪し、名誉回復を図る具体的措置をとることを強く求めています。それに応じない場合、同選管の責任を区民に広く知らせ、あらゆる法的措置をとるとしています。
同会は、大田区での民主区長と民主区政実現を目指して一九九九年一月に区内の団体や個人が集まって結成。会の名称を「区政の流れを変え区民が主人公の大田をつくる会」（大田区政を変える会）と定めて東京都選挙管理委員会に政治団体として届け出、毎年、政治資金収支報告書を定められた期限内に提出しています。
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