日本共産党

2004年10月15日(金)「しんぶん赤旗」

座間移転 800人規模

米本土の陸軍第一軍団司令部


 在日米軍再編で、米政府がキャンプ座間(神奈川県)への移転を検討している米陸軍第一軍団司令部(ワシントン州)の規模は約八百人に上ることが十四日、明らかになりました。

 米陸軍第一軍団は、アジア太平洋全域からインド洋、アフリカ東海岸までを作戦範囲としています。移転案は、同司令部をキャンプ座間に移転した上で、その司令官が在日米軍の陸海空海兵の四軍全体を統括する構想です。米軍に基地を提供する目的を「極東の平和と安全の維持」と定めた日米安保条約第六条(極東条項)を大きく逸脱します。

 このため、日本政府は九月の日米局長級協議で受け入れは「困難」と伝え、米側が反発していると報じられていました。これに対し外務省首脳は十三日、「テロや核の拡散など新しい脅威」への対処を口実に、「極東条項」にとらわれず議論を進めるべきだとの考えを示しています。



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