日本共産党

2004年10月6日(水)「しんぶん赤旗」

女子高生、刺殺される

自宅で 祖母も刺され重体

広島


 五日午後三時ごろ、広島県廿日市市、会社員の北口忠さん(47)方離れに若い男が押し入り、長女の県立廿日市高校二年の聡美さん(17)を刃物で刺した上、駆け付けた祖母のミチヨさん(72)も刺し逃走しました。二人は病院に運ばれましたが、聡美さんは首や胸、腹の数カ所を刺されていて、出血多量で死亡が確認されました。ミチヨさんも胸と腹を刺され意識不明の重体です。

 広島県警捜査一課は殺人事件として廿日市署に捜査本部を設置、逃げた二十代―三十代とみられる男を追っています。

 調べによると、ミチヨさんと小学六年の妹が聡美さんの悲鳴を聞き、駆け付けたところ、離れの階段近くで血だらけで倒れているのを発見しました。妹が通報するため、近所の家に向かっていた際、ミチヨさんの悲鳴が聞こえたといいます。ミチヨさんも玄関付近で倒れていました。凶器は見つかっていません。

 同課は目撃した妹から事情を聴いていますが、男の人相など詳細は分かっていません。

 聡美さんはこの日学校から帰宅後、「今から寝る」と言い残していたといいます。

 北口さん方は聡美さんと父母、妹、弟、祖母ミチヨさんの六人暮らし。母屋と離れ、父母の別棟の計三棟が敷地内にあります。事件当時、聡美さんは離れに、祖母と妹は母屋にいました。



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