日本共産党

2004年9月25日(土)「しんぶん赤旗」

常任理事国増に反対

国連総会で伊、パキスタン


 イタリアのフラティニ外相とパキスタンのムシャラフ大統領は、ニューヨークの国連本部で開かれている国連総会の一般討論で、日本、ドイツ、インドなどの安全保障理事会常任理事国入りに反対する論陣を張りました。

 フラティニ外相は二十三日、国連改革に関し「一部の国が、新たな常任理事国の追加を自分たちのために主張してきたが、それによって安保理が抱える困難が解決できるとは思わない」と演説。安保理改革の「最善の道は新たな非常任理事国の議席を設けることだ」と主張しました。

 ムシャラフ大統領は二十二日の演説で、常任理事国入りしたいという「少数の国の野望」については「合意はできていない」「圧倒的多数の国は、新たな特権センターができることに反対だ」と発言。二十三日の記者会見でも、「特権をもつ国の数を増やすべきではない」とし、非常任理事国の拡大が必要だと述べました。



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