日本共産党

2004年9月24日(金)「しんぶん赤旗」

大雪でも鉄道ならば

北海道

東日本連絡会 ふるさと線残そうと激励


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ふるさと銀河線に乗るふるさと線を守る東日本連絡会の藤代事務局長(右から2人目)ら=21日、陸別町

 全国のふるさと線を守る運動をしている、ふるさと線を守る東日本連絡会が十九日から四日間、北海道の第三セクターの鉄道・ふるさと銀河線(北見市―池田町)の存続を求め、沿線の自治体を訪れて首長と懇談・激励しました。北見市では日本共産党の菊池豪一、熊谷裕両市議はじめ鉄路を考える会、他党派の市議も参加し懇談しました。

 連絡会からは藤代東洋夫事務局長ら六人が、東京、兵庫から参加しました。同連絡会は三つの団体と百四十人が加盟しており、鉄道路線の維持と活性化を目指し、美しい自然と人々のくらし、心を結ぶふるさと線を守ることを目的に活動しています。

 北海道のふるさと銀河線は百四十キロメートルの鉄道で七市町にまたがり、四十九万人の住民の足となっています。赤字を理由にした廃線の危機に住民団体や沿線の自治体が存続運動に取り組んでいます。

 藤代事務局長は、各自治体や住民団体、会社などでの懇談で「鉄道の廃止が与える社会的影響を含め、沿線住民だけで決められない問題であり頑張ってほしい」と述べ、鉄道の廃止が自治体の将来と、環境の問題などに悪影響をもたらすと訴えました。

 六カ所の懇談の中では「大雪が降る日もあるからこそバスではなく鉄道が必要」「国や道の予算を見直し、高速道路に使う税金をまわしてほしい」「頑張れば存続は可能。幅広い人々が結集できる運動にしてほしい」など熱心な意見交換が行われました。


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 ふるさと線を守る東日本連絡会 一九八四年十二月に「日本の美しい自然とくらしを結ぶふるさと線を守ろう」と結成されました。当時政府・自民党が進めていた国鉄(現在のJR)の分割・民営化に利用者の立場から反対し、安全や利便をはかれと各地で運動が広がりました。中心になっていた鉄道マンや弁護士、環境団体役員など広範な団体、住民が同連絡会に集まり、地域から草の根の運動を進めてきました。



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