日本共産党

2004年9月20日(月)「しんぶん赤旗」

憲法学び生存権保障

生活と健康守る会大会閉幕


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2年目の方針を採択して閉幕した全生連全国大会=19日、福岡県宗像市

 「年金や生活保護、税制の抜本改悪をやめさせ、社会保障を充実させ、いのちと暮らしを守ろう」「自衛隊をイラクから撤退させ、平和憲法を守ろう」――。十七日から福岡県宗像市内で開かれていた全国生活と健康を守る会連合会(全生連)第三十五回全国大会は十九日、二年間の方針を採択し、閉幕しました。

 八人の代議員が発言。福岡・飯塚市の藤原房恵さん(71)は、八百世帯が暮らす団地で百五世帯を会員に迎えた経験を報告し、「毎週月曜日の相談会を二十年続け、月二十件ほどの相談がある。生活保護の新規申請の相談に加え、若い人の失業が本当に深刻。ここに重点をおいて、さらにがんばりたい」と語りました。

 「失業と多重債務が増えるなか、大通りに事務所を構えたら飛び込みの相談が増え、昨年は二百三十件の相談を受けた」(埼玉・川口)などの発言が続きました。

 日本母親大会実行委員長の木村康子さん、全国労働組合総連合(全労連)議長の熊谷金道さんが来賓あいさつ。最高裁で勝利判決を勝ち取った学資保険裁判の原告の入口(旧姓中嶋)明子さんと平田広志弁護士が壇上にあがると、会場は万雷の拍手に包まれました。

 討論のまとめで島田務会長は、「私の要求」運動を基礎にした生存権保障闘争の重要性が語られたこと、憲法改悪がねらわれるもとで系統的な学習が必要との意見が出たことなどが、今回の特徴だと指摘しました。

 選出された役員は、次のとおりです。▽会長 鈴木正和(新)▽副会長 細川久美子、須山利夫(新)、松岡恒雄(新)、梅崎勝▽事務局長 辻清二▽事務局次長 前田美津恵、小古間ゆりか、荻野隆裕(新)。(敬称略、新以外は再選)



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