2004年9月7日(火)「しんぶん赤旗」
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台風16号による高潮で、床上床下あわせて一万五千戸が浸水するなど、戦後最大の被害を出した香川県高松市で、日本共産党の香川県委員会と高松市議団は六日、被災者の住宅確保に努めること、ゴミの搬出や収集は実態に合った収集を行うこと、生活再建に役立つ見舞金の支給などを県と高松市に申し入れました。
申し入れ内容は、災害後に各議員やボランティアが現地入りしたなかで出てきた要望をまとめたもの。白川容子県議、多田久幸、藤井康子両市議、樫昭二前県議が参加しました。
県では古賀浩史危機管理監が、市では井竿辰夫助役がそれぞれ応対しました。
いまだに大量に出されるゴミの収集を市の責任で最後まで行うよう求めた多田市議に、井竿助役は「ゴミ収集は今週いっぱい続ける。その後も地域の指定場所に出されたゴミは収集する」と答えました。
被災者の住宅確保のための保障では、「民間住宅の借り上げもふくめ検討すべきだ」と提案し、床下、床上浸水の線引きを柔軟にするよう訴えました。井竿助役は、「検討する。生活再建の見舞金についても検討する」と答えました。