日本共産党

2004年9月2日(木)「しんぶん赤旗」

ヘリ墜落事故に抗議

新基地建設反対 名護市民が緊急集会


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ヘリ墜落事故に抗議し、辺野古沖のボーリング調査を許すなと開かれた決起集会の参加者たち=1日、沖縄県名護市

 沖縄国際大学(沖縄県宜野湾市)への米軍ヘリコプター墜落事故に抗議し、名護市辺野古沖への新基地建設に反対する緊急市民集会(主催・ヘリ基地反対協議会)が一日夕、名護市役所の中庭で行われ、ろうそくに火をともした親子連れや若い夫婦など二百五十人の市民が駆けつけました。

 ヘリ基地反対協の安次富(あしとみ)浩代表委員はあいさつで、「基地建設反対の思いを市民全体が共有し、日本政府、稲嶺県政、岸本名護市政に怒りをぶつけて、たたかいを広げよう」と呼びかけました。

 辺野古で座り込みを続けている、命を守る会の金城裕治代表は、「四カ月も座りこみを続ける状況はまさに地獄のさた。力を合わせて沖縄から基地をなくそう」と声を震わせて訴えました。

 名護市では、那覇防衛施設局が新基地建設に伴うボーリング(掘削)調査の強行に向け、三日に地元説明会を予定。ジュゴン保護基金の東恩納琢磨事務局長は、「私の住む瀬嵩では説明会に十七人しか参加割り当てがない。一部の人しか参加できないアリバイづくりの説明会は絶対に許せない」と力を込めました。

 基地の県内移設に反対する県民会議や宜野湾市の普天間米軍基地爆音訴訟団の代表もあいさつ。日本共産党の宮里昇北部地区委員長ら、反対協加盟団体が次々と決意表明しました。



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