日本共産党

2004年8月28日(土)「しんぶん赤旗」

イラクへ医療支援網

日本のNGOなど結成

継続性と効果目指す


 イラクで白血病医療支援を行っている日本のNGO(非政府組織)と医師らが、専門性と効率性を高め、継続的な支援を行おうと、日本イラク医療支援ネットワーク「JIM―NET」を結成。二十六日、東京・台東区の日本国際ボランティアセンターで記者会見し、発表しました。

 参加団体は、アジアと結ぶ市民の会・長崎、日本国際ボランティアセンター(JVC)、チェルノブイリ連帯基金(JCF)、劣化ウラン弾廃絶キャンペーン、イラク医療支援・通販生活です。

 設立の経緯についてJVCの佐藤真紀さんは、イラクでは湾岸戦争以降、多くの子どもが白血病にかかっていると指摘し、「日本からはこれまで、いくつかのNGOがそれぞれ、医薬品の支援を行ってきましたが、イラクの医療状況や各団体の支援計画などの情報を共有化し、重複のない効果的な支援を目指すため、ネットワークを立ち上げました」とのべました。

 JCFの鎌田實理事長(医師)は、十一、十二の両日、日本とイラクの医師らがヨルダンの首都アンマンで同ネットワークの第一回会議を開き、今後の支援内容を検討したと、報告しました。

 劣化ウラン弾廃絶キャンペーンの鎌仲ひとみさん(映画監督)が、病院で治療を受けるイラクの子どもたちなどの映像を紹介しました。



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