日本共産党

2004年8月26日(木)「しんぶん赤旗」

選挙の自由 広げよう

大石さんを守る会が総会

大分


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守る会の総会で決意を語る大石忠昭豊後高田市議=25日、大分市

 昨年のいっせい地方選挙時に大分県豊後高田市議会議員選挙で日本共産党の大石忠昭豊後高田市議が告示前に後援会ニュースを配布しただけで公選法違反(戸別訪問、法定外文書配布、事前運動)として不当に逮捕・起訴された事件で、二十五日、大分市で「選挙の自由を広げ大石さんを守る会」の第二回総会が開かれました。約五十人の支援者が集まりました。

 総会で河野善一郎弁護団長は、裁判で高田署の「事件」発見の経過、捜査体制の異常さが明らかになったとのべ、後援会ニュースを受け取った住民への証人尋問の中でも、住民はビラ配布を迷惑と思っておらず、むしろ大石市議の熱心な活動を評価しているといずれの証人も証言していることを報告。十月からの弁護側立証で、戸別訪問禁止やビラ配布の制限など公選法が国際人権規約に違反している問題を提起し、国際的視野から政治的権利、表現の自由のあり方に光を当てる大きな意義を持つ裁判になるとのべ、「本来自由であるべき選挙をもう一度考え、大きな視野で運動を広げよう」と訴えました。

 大石市議は「住民奉仕を貫く議席守り抜きたい。市民の方から三十年間続けてきた大石の活動のどこが悪いのかと激励されている。自由な選挙へ公選法を変える“原告”に選ばれたとの思いで歴史に残る裁判勝利を一緒に勝ち取りたい」と力強く決意を表明しました。

 総会では、検察側証拠の全面開示、弁護側証人の全面採用、大法廷の使用を大分地裁に求める決議が採択され、今後署名運動を展開することを確認しました。



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