日本共産党

2004年8月25日(水)「しんぶん赤旗」

浮島丸事件59年追悼集会に300人

平和への決意こめ海に献花


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「殉難の碑」の前で行われた、浮島丸殉難59周年追悼集会=24日、京都府舞鶴市

 終戦直後の一九四五年八月二十四日に、強制連行された朝鮮人労働者らを帰国のために乗せていた浮島丸が、舞鶴湾で爆発沈没した事件の犠牲者を追悼する「浮島丸殉難五十九周年追悼集会」が二十四日、京都府舞鶴市の「殉難の碑」で行われました。「浮島丸殉難者を追悼する会」(野田幹夫会長)が主催し、市民や在日朝鮮・韓国人ら三百人が参加しました。

 集会では、野田会長と在日本大韓民国民団京都府舞鶴支部、在日本朝鮮人総連合会京都府三丹支部の代表が、それぞれ追悼のことばを述べました。中国・北京大学の日本語教員で、現在は同志社大学で教べんをとっている金勲氏が特別にスピーチ。金氏は、浮島丸事件を知った衝撃を語り、「エイジアン・ブルー」(浮島丸事件を題材にした映画)の中国上映の成功への決意とともに、東アジア地域の平和への展望を語りました。

 参加者は、朝鮮初中級学校の生徒たちと鎮魂歌「はまなすの花咲きそめて」を合唱し、平和への決意と祈りをこめて、海に献花しました。

 集会には、日本共産党の西山とき子前参院議員が出席し、紹介されたほか、穀田恵二衆院議員・国対委員長と井上哲士参院議員のメッセージが紹介されました。坂口力厚生労働大臣がメッセージを寄せました。日本共産党の京都府議、舞鶴市議、大前均舞鶴地区委員長が参加しました。



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