日本共産党

2004年8月19日(木)「しんぶん赤旗」

香川、愛媛

豪雨で6人死亡

不明2人、9市町で浸水被害


 台風15号にともなう湿った空気が前線に流れ込んだ十八日、十七日から局地的豪雨に見舞われている四国地方では香川、愛媛両県で、あわせて六人が死亡、二人が行方不明になっています。

 香川県では十八日午後九時現在、観音寺市、豊浜町、琴平町で三人が死亡、大野原町で自主避難をしていた女性二人が、すぐ横の川からあふれた水に流され行方不明になっています。

 愛媛県では同日午後九時現在、新居浜市で土石流で二人が死亡、四国中央市で一人が死亡しました。家屋の被害は香川県では、観音寺や大野原町など一市六町で浸水被害がでています。愛媛県では四国中央市と新居浜市で三世帯が床上浸水、六十世帯が床下浸水しています。


「経験ない雨」に不安

日本共産党 春名前議員ら現場調査

 日本共産党の白川容子香川県議、春名なお章前衆院議員は行方不明者が出ている同県大野原町五郷地区と、被害が出ている観音寺市奥谷地区に入りました。日本共産党の大塚久大野原町議、安藤清高、津田泰男両観音寺市議が同行しました。

 自主避難していた集会所に、隣を流れる川の水と土石流が流れ込み二人が行方不明になっている大野原町五郷の現場では、現場にいた職員から被害の状況を聞きました。自主避難場所のすぐ上流にある五郷ダムを視察した春名氏は、「このダムの放水が川の水位を極端に上げたのではないか。明らかにしていきたい」と語りました。

 観音寺市落合の安藤功さん(66)は、「最近では経験のない雨。今後の台風の動きが心配」と語りました。同地区では谷川の沢があふれ家屋に被害が出たり、ため池が決壊する被害が出ています。

 各議員からは、「激甚災害の指定が必要」と強調しました。



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