日本共産党

2004年7月23日(金)「しんぶん赤旗」

「世界は安全になっていない」

米大統領主張を否定

国連総長


 【ワシントン=遠藤誠二】国連のアナン事務総長は二十一日の記者会見で、「世界は今、二、三年前より安全になったなどと私は言えない」と発言し、「イラク戦争で世界はより平和になった」とのブッシュ大統領の主張を真っ向から否定しました。

 アナン氏は、二〇〇一年秋の同時多発テロ後にブッシュ米政権によって開始された対テロ戦争やイラク侵攻などで、世界は前にも増して安全でなくなったとの考えを表明しました。

 フセイン・イラク元大統領による大量破壊兵器保有やテロリストとのかかわりなど、イラク侵攻の大義がことごとく破たん。ブッシュ大統領は最近、「フセイン政権が取り除かれ、米国と世界は平和で安全になった」と繰り返しています。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp