2004年7月20日(火)「しんぶん赤旗」
|
十八日の豪雨で大きな被害を出した福井県。日本共産党福井県委員会は十八日、佐藤正雄党県副委員長(県議)を本部長として県対策本部を立ち上げ、見舞い、激励、調査などで各地を回りました。
十九日午前は鉄橋が流失したJR越美北線を管轄するJR西日本金沢支社越前大野鉄道部を訪問。復旧の見通しや代行バスの運行について状況をききました。
続いて美山町役場を訪問。役場前は泥が積もり、職員が泥まみれで清掃作業をしていました。転倒した車や地面が削られた駐車場も見られました。有塚達郎町長は「電気や水道などライフラインの一刻も早い復旧を求めている」と答えました。
午後は木島日出夫前衆院議員と笠井亮元参院議員が参加し、福井市の足羽川堤防決壊の現場状況を調査。被災した住民を激励しました。決壊部分と目と鼻の先に住む男性は「避難する時間がなく、自宅二階で耐えていた」と当時の恐ろしさを語っていました。
泥まみれで処分せざるをえない物を家から出していた女性は「何とか家から出したが、後の処分だけは何とかしてほしい」と言っていました。
◇
日本共産党の県対策本部は、福井市文京二の五の九、党県委員会内にあります。
電話は0776(27)3800、ファクスは0776(27)3803。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員(衆院災害対策特別委員)は十九日、木島日出夫前衆院議員、笠井亮元参院議員らとともにお見舞いと激励のため福井市役所と県庁を訪れました。市役所では酒井哲夫市長と面会し、職員にも「ご尽力に敬意を表します。ともに力を合わせて困難を乗り越えましょう」と激励しました。県庁では新町浩治県民生活部危機対策幹から被害状況の報告を聞き、職員を激励しました。
集中豪雨に襲われた福井県北部は十九日、天候が回復し、被災現場では浸水した家屋からの汚泥の掃き出しや消毒など復旧作業が始まりました。県は、福井市や美山町など五市町への災害救助法の適用を決定。行方不明者の捜索や被災者の救援に力を注ぎます。
一時三万四千世帯に避難指示・勧告を出していた福井市は、十九日午後六時すぎ、すべての指示・勧告を解除。同七時現在で避難勧告が出ているのは、鯖江市など三市町の計二百二十七世帯に減りました。しかし、同五時現在で、福井市など五市町で千人弱の住民が依然、付近の学校や公民館に避難しています。
県災害対策本部によると、今回の豪雨による死者は三人、行方不明者は二人。家屋の被害は全壊三十九棟、半壊九十九棟、床上浸水三千二百三十七棟、床下浸水七千六百三十七棟と、計一万一千棟を超えました。また、福井市―美山間で足羽川に架かる七鉄橋のうち六つが流失したJR越美北線は全線で運休、復旧のめどが立っていません。北陸電力によると、午後六時現在で福井市など三市町の約七百五十戸で停電が続いています。
|
新潟県の中、下越地方を襲った集中豪雨被害で、被災地では連休最後の十九日、県内外のボランティアの援助をうけ懸命の復旧作業をしました。日本共産党県委員会が募ったボランティアに東京からもかけつけ、計五十人が被害がひどかった三条市嵐南地区で救援にあたりました。
同地区では水害から七日目になるのに、一人暮らしやお年寄り世帯などで復旧が遅れ、使えなくなった家具がそのままになっていたり、泥が埋まったままで悪臭がする家もあります。
救援をうけた田中マサ子さん(64)は「水に漬かる前に娘のところに避難して助かった。おとつい帰宅して田んぼのぬかるみよりぐちゃぐちゃなのにもうびっくり。家具も使えるものがない。市にボランティアを頼んだがなかなかきてくれないので、共産党の西沢慶一市議にお願いした。本当に助かる。お願いしてよかった」と話しました。
同じく水原秋子さん(71)は「首まで水が漬かりきのうまで避難していた。市のボランティアがきてくれないので西沢さんに頼んだらすぐきてくれ助かった。こういうときはやっぱり共産党が頼りですね」と語っていました。
ボランティアで新潟市から参加した明戸正道さん(22)は「近くなのでできることは協力しようと思っていた」と語り、豊栄市の高橋ひささん(18)は「クラスで被害にあった同級生がいたし、テレビで被害状況を見て協力しようと思いました。でも、においがきついです」と話しました。
新潟市の倉沢百合子さん(35)は「水害から七日目なのにそのままなのに驚いた。お年寄り世帯のお手伝いができれば。こういうとき人の気持ちは大事だと思いました」と語っていました。
◇
日本共産党の現地対策本部は、新潟県三条市林町一の一四の一三、党中越北部地区委員会内にあります。
電話は0256(34)1134、ファクス0256(34)1991。募金口座は、第四銀行三条東支店、普通1225513、日本共産党中越北部地区委員会
十三日に集中豪雨被害を受けた新潟県三条市は十九日夕、市内の約一万五百世帯に出されていた避難勧告を六日ぶりに全面解除しました。
県内で避難勧告が出ているのは、夜までに見附市や栄町などの五市町五百六十世帯に減少。しかし、災害で浸水した住宅が多い三条市の住民を中心に、依然約二千人が体育館などで避難生活を続けています。
|
民医連に加盟する下越病院(新津市)、船江病院(新潟市)の医師や看護師ら二十五人は十九日、新潟県三条市でボランティア活動に参加しました。下越病院の看護師ら五人の班は、五十嵐川堤防の決壊地から一キロ足らずの曲渕地域の住宅地で、床下に二十センチ以上堆積(たいせき)した泥をかき出す作業をしました。
地域は、使えなくなった畳や家具などを空き地に集め、小路には泥を詰めた白い袋が山積みされています。回収されず悪臭もただよいます。
「この家の人の立場になれば、苦労にならない」と、看護師の高橋裕子さん(26)=白根市=。災害ボランティアは初めてですが、床下にもぐり、手際よく泥を集め、袋に詰めます。
Tシャツが泥で汚れるのもかまわずすばやい身のこなしで動いていた、作業療法士の長谷川朋子さん(25)=新津市=。「足手まといにならないか心配」ともいいます。
「てきぱき動いて、ほんとに助かりましたて」と、支援を受けた一人暮らしの女性(65)。冷蔵庫や家具は買い替えたばかり。「国や市が補償してほしいけど、とにかく今は泥を何とかしてほしいです」と話していました。