日本共産党

2004年7月6日(火)「しんぶん赤旗」

与党は年金問題で説明不能に

札幌 市田書記局長が批判


 日本共産党の市田忠義書記局長は五日夕、札幌市大通公園で、大門みきし比例候補、岡ちはる北海道選挙区候補とそろって街頭演説し、大門、岡両候補の必勝と日本共産党の躍進を三千人を超える聴衆に訴えました。

 演説で市田氏は、「今度の選挙の熱い争点は、年金、消費税、イラク、憲法問題。ところが自民、公明両党は、この問題を議論すると分が悪い。とりわけ年金問題はできるだけ避けようとしている」と批判しました。とくに、年金改悪問題で自民党の青木幹雄参院幹事長が、“与党は年金問題を説明するのに時間がかかるから損だ”とのべたことを挙げ、「説明に時間がかかるのではなくて、説明不能に陥っているというのが事の真相だ」と批判しました。

 「そこで与党が持ち出してきたのが、“最近、景気が上向いてきた。小泉『構造改革』の成果だ”という話だ」と市田氏。「しかし、私たちの暮らしはほんとうに良くなったでしょうか」と問いかけ、政府統計でも“生活が苦しくなった”と答えた世帯が53・8%、サラリーマンの収入は六年連続で落ち込み、正社員は五年間のうちに四百万人減、パート、派遣など非正規労働者への置きかえがすすめられ、若者の失業率は11・6%だと指摘しました。

 「これが『構造改革』の結果だ。リストラや中小企業の犠牲のうえにごく一部の大企業がうるおっているだけだ。そうではなく、国民のふところをあたため、暮らしと中小企業を支えることこそ、ほんとうの景気回復の道ではないでしょうか」と呼びかけ、大きな拍手につつまれました。

 公園のベンチで話を聞いていた佐藤隆志さん(54)=建設作業員=は、「初めて共産党の話を聞きました。いままで自民党支持でしたが、きょう話を聞いて共産党が働く者のため、中小企業のためにがんばっていて、国会の中でも存在が大きいのが分かりました。民主党がぱっとしないし、われわれの味方は共産党しかありません。今回は共産党に投票します」と話しました。


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