日本共産党

2004年7月2日(金)「しんぶん赤旗」

イラク、自衛隊派兵、憲法九条

有権者に十分説明して

演劇人の会がアピール


 昨年春以来、米英主導によるイラク戦争に反対する集会などを開いてきた「非戦を選ぶ演劇人の会」(実行委員は永井愛さん、渡辺えり子さんら二十六人)が一日までに、参院選に向けてイラク戦争に反対する共同アピールを発表しました。各候補者に送られる予定です。

 アピールは、平和憲法を持つ国民として、米英主導のイラク戦争の非道・無法性と、「それに追従する形で自衛隊を派兵した政府・与党の責任」を追及。十一日投票の参院選でこの問題を争点とするよう候補者・有権者に呼びかけると表明しています。

 また、(1)イラク戦争反対(2)自衛隊派兵反対(3)憲法九条を守る―の三つの提言を掲げ、この点で各候補者がどのような見解を有するか有権者に説明することを要望。各候補者が「名目」だけの平和主義でなく、「過去の反省を具体的かつ実効性のある形で政策に入れ、国民の権利および安全と、全世界的な人権の尊重を可能にするような提言・公約を行うべき」だとしています。


主権者の関心を呼び起こしたい

 劇作家・演出家 永井愛さん 今回の参院選では平和憲法を守るかどうかが大きな争点だと思います。そのことを多くの国民にわかってもらいたいということで共同アピールをだしました。これまで私たちはピースリーディングをしてきましたが、有権者と各候補者に、イラクの自衛隊駐留をどうするのか、憲法をどうするのかなど、どういう日本をつくっていくかを問いかけ、主権者の関心を呼び起こしたいと思っています。


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