日本共産党

2004年6月24日(木)「しんぶん赤旗」

多国籍軍参加

“憲法と国会を首相が強奪”

ペンクラブが反対声明


 日本ペンクラブ(井上ひさし会長)は、二十三日「自衛隊の多国籍軍参加に反対する声明」を発表し、小泉首相、各政党などに送りました。

 声明は「多国籍軍への自衛隊参加は、憲法の不戦原則に背く。われわれ日本ペンクラブは、これに断固として反対する」と述べるとともに、小泉首相のブッシュ大統領への約束に始まった経過を次のように批判しています。

 「憲法の根幹にかかわる重大事を、国会に諮らず、なによりも国民に何一つ説明しようとせずに、己れの一存で他国の大統領に約束し、帰国後は、その辻褄合わせに狂奔するなど、まことに見るに耐えない醜態である」「(閣議の参加決定は)主権者である国民を置き去りにする暴挙であろう。国民は憲法と国会を小泉首相に強奪されたといってよい」

 日本ペンクラブは二千人を超す文筆家の団体。表現の自由と平和の擁護を活動の柱にしています。一九三五年創立。志賀直哉、川端康成などが歴代会長を務めています。


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