日本共産党

2004年6月20日(日)「しんぶん赤旗」

米軍 民家を爆撃、22人死亡

ファルージャ「停戦」後初

イラク


 【カイロ=小泉大介】カタールの衛星テレビ・アルジャジーラは十九日、イラクの首都バグダッド西方約五十キロのファルージャで同日午前、米軍による空爆があり、現地の病院関係者の話として、イラク人二十二人が死亡、二十人以上が負傷したと伝えました。

 空爆があったのはファルージャ南西部のジベール地区の住宅街で、民家数軒ががれきと化しました。米軍はコメントを避けています。

 ファルージャでは四月に米軍が無差別の住民大虐殺作戦を行い、イラク人六百人以上を殺害。五月に米軍側と武装勢力との間で「停戦」が成立した後も米軍による散発的な攻撃が行われていました。住民居住区への空爆は「停戦」成立以降初めてです。

 またバグダッド北方約五十キロのバクバ近郊では十九日、米軍がイラク人武装勢力と交戦、米兵二人が負傷。同日までのイラク人死者は十三人に達しています。バグダッドの米軍基地には十八日、六発の迫撃砲が撃ちこまれ、米兵一人が死亡、同基地で働く民間人一人が負傷しました。


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