日本共産党

2004年6月16日(水)「しんぶん赤旗」

ニホンカモシカの赤ちゃん、元気に

埼玉で保護


写真

すっかり元気になり、子どもに近寄るニホンカモシカの赤ちゃん「メイ」

 埼玉県大滝村で民宿「中津屋」を営む日本共産党村議の山中進さん(55)と妻の三千恵さん(55)夫婦のもとで、国の特別天然記念物のニホンカモシカの赤ちゃんが保護されて元気に育っています。

 5月27日、大滝村の林道で弱って動けなくなっていたところを登山者が見つけ、近くの県営ふれあいの森管理事務所に届け出ました。同事務所は以前キツネの赤ちゃんを育てて山に返した経験を持つ鳥獣保護委員の山中さんに保護を依頼。山中さんは秩父環境管理事務所から鳥獣保護ボランティアとして委嘱され、山に帰れるようになるまで育てることになりました。

 カモシカは雄。体重は2キロほどで、へその緒がぶらさがったままでやせ細っていましたが、三千恵さんが同じ部屋に寝かせてのつきっきりの世話ですっかり元気になりました。今では1日4回、200ミリのミルクを飲みほすほど食欲は旺盛です。


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