2004年4月20日(火)「しんぶん赤旗」
滋賀県高島郡で十九日夜から陸上自衛隊の夜間の演習場外訓練が実施され、自動小銃、バズーカ砲などで武装し、迷彩服姿の千人を超す自衛隊員が街中を行進しました。強い雨の中でしたが、地元の平和・民主団体、日本共産党でつくる「あいば野平和運動連絡会」の約十五人が「夜間の市街地訓練はやめろ」「自衛隊はイラクから撤退せよ」と抗議しました。
参加した自衛隊は中部方面隊第三五普通科連隊(名古屋市)などで、安曇川町の安曇川大橋などこれまで行進演習で使用してこなかった交通難所を初めて歩行コースに使用。二十三日にも第三戦車大隊の百五十人規模の昼間徒歩訓練を計画しています。
あいば野平和運動連絡会は「平穏な生活を脅かし、住民感情を逆なでする夜間行進は中止するよう繰り返し要求してきたが、今回は演習個所を拡大してきた。住民が生活する場を訓練場所にするとは許せない」と、今後も演習に抗議することにしています。