日本共産党

2004年4月4日(日)「しんぶん赤旗」

全解連大会

運動の発展的転換へ

地域人権連に移行方針提案


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部落解放運動の発展をめざし開かれた全解連第34回定期大会=3日、東京都内

 全解連(全国部落解放運動連合会)は三日、東京都内で第三十四回定期大会を開きました。全解連としては最後の大会になり、運動を発展的に転換し、全国地域人権運動総連合(地域人権連)に移行する方針が提案されました。

 開会宣言で村崎勝利副委員長は、「全解連は部落問題解決の最終ランナーとしての栄誉をになってきた。全国すべての支援者、国民とともに喜びあいたい」とのべました。

 石岡克美委員長は、人間平等と民主主義を実現する全国水平社以来の八十二年にわたる運動をふりかえり、「『解同』(部落解放同盟)の国民を敵視する部落排外主義による反共分裂主義、暴力と利権あさりにたいし、体をはってたたかってきた」とのべ、民主主義を守り国民融合の理論と共同運動で部落問題解決を促進してきた全解連の国民的役割を強調しました。また「解同」が“人権擁護”と称して自由抑圧の策動を続けていることに警戒を表明、「こうした問題の是正をはじめ部落解放運動の発展的な転換をはかっていこう」と呼びかけました。

 大会では一年間の運動の発展を確認。丹波正史書記長は、全解連の終結にあたって「部落問題の解決の到達点と部落解放運動の歴史的教訓」の文書を発表。全会一致で採択しました。地域人権連の創立大会は四日に開催されます。

 同日夜、記念レセプションがおこなわれ、日本共産党から井上哲士参議院議員(法務委員)が出席し、全解連の歴史的役割をのべ歓談しました。


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