日本共産党

2004年3月9日(火)「しんぶん赤旗」

教育基本法改悪反対「はがき運動」実施

全教・教組共闘

5万5000枚投かん確認


 「愛国心」教育と一部エリート養成のために小泉政権が教育基本法改悪をねらうなか、全教(全日本教職員組合)と教組共闘連絡会は「教育基本法の改悪に反対します」とのはがきを文部科学相にあててだす「はがき運動」を実施しています。全教・教組共闘は八日、五万五千枚を超えるはがきが全国各地から投かんされたと発表しました。

 「はがき運動」は、教職員一人ひとりが教育基本法改悪反対の意思をはがきで表明するとともに、教育基本法にもとづいた教育をすすめるために父母・市民と対話・懇談する契機にととりくまれているもの。二月中旬から二月末まで集中期間としてとりくんだ結果、八日現在で五万五千三百五十二通の投かんを確認。大阪府では、小泉首相あてのはがき八千二百枚を別途送っています。

 全教・教組共闘では、引き続き二十万枚の「はがき運動」をすすめ、意見表明の欄に書かれた声をリーフレットにしてひろく紹介し、父母・市民との対話・懇談を広げていきたいとしています。

 意見欄には「教育基本法の原点に立ち返り、教育を原点から見直すことが教育再生の道である」「一部の子どもにエリート教育をすすめるのではなく、すべての子どもの学ぶ権利を保障するためにも、教育基本法の改悪には反対です」「愛国心の強制は恐ろしいこと」と教育基本法を守る大切さを訴えています。

 また、「若者に働く場を与えてください。有為有能な人材を生かすことができない社会は、国の責任です」「平和な社会に生きるための教育であることを基本にして、私は仕事をしたい」と憲法・教育基本法の精神を生かし、教育条件整備やイラク派兵反対の思いをつづっています。


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